アクセス抜群のプラナカンハウス
カラフルで可愛いらしいプラナカンハウスを観光してきました。
プラナカンとは、15世紀末にシンガポールやマレーシアにやって来て、西洋文化を取り入れた中華系移民の子孫を指します。シンガポールでは建築物や食事、食器や服装などでプラナカン文化に触れることができます。
シンガポールではカトン地区のプラナカンハウスが有名ですが、MRTとバスを乗り継いで行かねばならず、なかなかハードルが高いのです。今回はオーチャードやサマセットからアクセス抜群のプラナカンハウスを訪れました。観光ガイドにもあまり載っておらず、混み合わないのでオススメですよ!
アクセス
MRT サマセット駅から、オーチャードロード側の出口を出ると、オーチャードロードを挟んで目の前に赤いビックリマークの付いたシンガポールビジターセンターが見えます。このビジターセンターとカフェの間の狭い路地(エメラルドヒルストリート)の両側にプラナカンハウスが並んでいます。エメラルドヒルストリートは細い通りで、少しわかりずらいためシンガポールビジターセンターを目指して行くのが良いかと思います。
プラナカンハウス
丘の上の方までプラナカン様式の建物がずらりと並びます。プラナカン独特のこの可愛いらしいデザインに心ときめきます。
カラフルでどこを切り取っても絵になります。玄関前に並んだ椅子は、ご近所の方とのお喋りの場になるのでしょうか。暑いシンガポールですが、日陰に入ると風が心地いいです。
壁や床のタイルも独特で可愛らしいです。プラナカンハウスのほとんどは住居となっているそうなので、観光の際は住民の方のご迷惑にならないようお気をつけください。土日に訪れると窓を開け放しているお宅が多く、内側もちらっと覗けるそうですよ。
隠れ家ショップ
エメラルドヒルストリートを訪れる際のおすすめが、こちらの中国茶専門店 「TEA BONE ZEN MIND」 です。外側には一切の看板を出していない、知る人ぞ知るお店です。
玄関には番地を示す「98」の数字だけが刻まれています。玄関の監視カメラ付のチャイムを鳴らすと、店員さんが迎え入れてくれます。
「座っててね」と促され、奥のソファに座るとテイスティング用の中国茶とお菓子を出してもらえます。ジュースのようなフルーティなパイナップルティーを頂きました。この時は甘いシロップ入りで、ほどよい甘さがとても美味しかったです。
ティーバックと量り売りの両方があるそうです。ティーバックは12個入りで24$です。1番人気はライチ烏龍茶だそうです。
こちらの棚は量り売り用の茶葉です。気になるお茶が見つかれば、その場でテイスティングすることができます。他には要予約ですが、中国茶のテイスティングセット50$もあり、2階の個室に案内していただけるそうです。
2階や3階には畳敷きの個室などもあり、見学させてもらえました。
中央には水槽と吹き抜けがあり、外側からは想像できないとても素敵な空間でした。普段はなかなか入ることのできない、プラナカンハウスの内側も見学できるのでとってもおすすめです。
オーチャードやサマセットでのお買い物のついでに、シンガポールの歴史ある文化に触れてみるのはいかがでしょうか?